リコーダーを滑らかに演奏する為に必要な3つの事

 

初めまして!

リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。

ブログを訪問して下さって有難うございます!

 

このブログの登場人物

リエカワ

神奈川県鎌倉市在住の「端っこ系」リコーダー奏者。

UKロックと赤ワインが大好き。

 

萩さん

ツンデレ系女子の秋田犬。

朝晩二度の飯より散歩が好き。

 

 

リコーダーを演奏をしていて

「どうしても滑らかに吹けない」

「一つ一つの音が固くなってしまう」

と悩んでいる方はいませんか?

 

 

滑らかに演奏するにはいくつかのコツがあります。

以下で詳しく解説していきますね。

子音がDのタンギングを使う

タンギングは一般的には   トゥー   だと思っている方が多いと思います。

小学校でもそのように習いますよね。

 

とぅー とぅー とぅー
萩さん

 

実際にはタンギングにはいくつかの種類があります。

タンギングの種類

主な種類をあげます。

  • Te(テ) Ti(ティ) Tu(トゥ)
  • De(デ) Di(ディ)  Du(ドゥ)
  • Re(レ) Ri(リ) Ru(ル)
レロレロ
萩さん

 

子音によって音は変わります。

  • T→固く、はっきりした音
  • D→柔らかく、滑らかな音
  • R→Dよりも更に滑らかな音

 

Rの発音は少し難しいので、とりあえずTとDだけ覚えておきましょう

舌の位置

Tの発音をする時には、舌が上の歯と歯茎の境目辺りに付きます。

Dの発音をする時には、舌は歯と歯茎の境目より少し上に付きます。

試しに   Te De Te De   と言ってみて下さい。

舌が上下に動きませんか?

はい!うごぎます!
萩さん

 

 

ここで注意する事は   Dの発音をする時に力を抜く   事です。

「めんどくさ~~い、かったり~~」   といった風に、やる気のない感じで発音するとちょうどいいです。

 

 

Dを一生懸命発音すると音がハッキリしてしまい、TとDの違いが無くなってしまうので気を付けて下さいね。

 

Tはハッキリ Dは脱力

 

覚えておいて下さい。

「D」の発音を使って吹いてみましょう

演奏をする時に1曲通してTのタンギングしか使わないとか、Dのタンギングしか使わないという事はとんどありません。

TとDを組み合わせてタンギングをします。

例えば、フレーズや言葉の頭にはTを使います。

 

「ふるさと」を例にとってみましょう。

 

 

~さ~ぎ~ ~いし ~の~や~ま~~

~デ~デ~  ~デデ  ~デ~デ~デ~~

 

言葉の頭が分かり、且つ滑らかに演奏する事が出来ます。

Dで脱力するのを忘れないで下さいね。
リエカワ

 

今度は「キラキラ星」を例にとってみます。

キラキラ星はキラキラ感を出す為にTの発音でメリハリを付けます。

 

 

~ラ~~ラ~ ~か~る~~  ~そ~~の~ ~し~よ~~

~デ~~デ~ ~デ~デ~~  ~デ~~デ~ ~デ~デ~~

 

どうでしょう?

キラキラ感が出ましたか?

なんとなぐ
萩さん

 

このようにTとDをうまく組み合わせて演奏をして下さいね。

指を上げる時、指と楽器の間の距離を2センチ以内にする

演奏をする時に、指をどれ位上げていますか?

リエカワはこんな感じです。

 

 

楽器と指の間の距離が1.5~2センチになるように心掛けています。

もうそれが当たり前になってしまったので、実際それ程意識している訳ではないのですが…。

 

このように指が楽器から離れると、その分速く下ろさなければいけなくなる為、指から受ける衝撃でリコーダーから出る音が固くなります。

 

その他にも

  • 指に力が入る
  • テンポの速い曲を演奏する事が困難になる

 

このような現象が起きますので、なるべく指は低い位置で上げ下げしましょう。

指の上げ下げのスピードをゆっくりにする

指を速く上げ下げすると、音が固くなってしまいます。

 

 

因みにリエカワは体固いです。

指を上げる時を特に意識する

滑らかな演奏をする上で、指をゆっくり上げる事はとても重要なポイントです。

意外と見落とされがちなポイントですが、Dのタンキングを使う事と同じ位効果的です。

ゆっくり指を上げる   意識して下さいね。

 

指の下ろし方

指を下ろす時は、穴の上に指を置くようにして下さい。

指を穴に押し付けたり、パシパシ打ち付けたりしないで下さいね。

目安は 爪の色が変わらない程度 です。

 

曲線的なイメージで動かす

蝶々がひらひら舞うように、指をエレガントに動かしてみましょう。

 

 

指がバタバタしないよう、曲線的なイメージで指を動かして下さい。

 

 

「蝶々が舞うように~? 曲線的なイメージで~? よく分からないんですけど~??」

という方は次のようなイメージをして下さい。

ピアノ滑らかに演奏する時は、指を低い位置で上げ下げしながらしなやかに動かしますよね。

 

 

リコーダーを演奏する時もそのような感じです。 イメージが掴めましたか?

 

 

因みにリエカワはピアノは「猫ふんじゃった」も満足に弾けません。

まとめ

  • 子音が「D」のタンギングを使う
  • 指を上げる時、指と楽器の間の距離を2センチ以内にする
  • 指の上げ下げのスピードをゆっくりにする

 

滑らかな演奏をする時には、試してみて下さいね。

最後までお読みいただき有難うございました!


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河村理恵子

小学5年生よりリコーダーを始める。 桐朋学園大学音楽学部古楽器科卒業。 同大学研究科修了。 リコーダーを肥塚賀津子、島田暁子、山岡重治、花岡和生の各氏に師事。 NHK教育テレビ「うたえリコーダー」 「趣味悠々」等に出演。 CD「トッカータとフーガニ短調」(アントレ古楽コレクションズ)に参加。 教育出版社「音楽のおくりもの(小学3年生)」に掲載。 吉澤実主宰「La Strada」メンバー。 大人のためのリコーダー教室「Kamakura婦人」主宰。 よみうりカルチャー恵比寿、和田町音楽院、上星川音楽院、弘明寺音楽院、東京リコーダー協会講師。 神奈川県鎌倉市在住

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