初めまして!
リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。
ブログを訪問して下さって有難うございます。
このブログの登場人物
リエカワ
神奈川県鎌倉市在住の「端っこ系」リコーダー奏者。
UKロックと赤ワインが日々の糧。
萩さん
ツンデレ系女子の秋田犬。
イケメン男子とガーリーな女子が好き。
「そろそろ木の笛が欲しいな」
「木製のリコーダーが欲しいけれどどうやって選んだらいいのかな?」
そんな風に思っている方はいませんか?
ベストなのは習っている先生に選定してもらう事です。
ですが、先生についていない場合や、先生に頼むのは気が引けるという場合は自分で選ばないといけませんよね。

基本的には自分の気に入った音色の物を選ぶといいと思いますが、色々なチェックポイントや注意点がありますのでお話しさせて頂きますね。

木製リエカワ?
値段をチェック
高ければいいというものでもありませんが、値段と品質は比例します。
リエカワがお勧めする大体の予算の目安は以下の通りです。
- ソプラノ 5~10万円
- アルト 8~18万円
- テナー 12~20万円
- バス 14~24万円
あまりにも安い木製の笛を買うくらいであれば
「だったらプラスチックでいいんじゃないの?」
と個人的には思います。
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お勧め樹脂製(プラスチック)リコーダー
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逆にあまりにも高い笛の場合は
「そこまでお金を出すなら個人製作家に作ってもらったほうがいいんでない?」
と思いますので、あまり高額過ぎる笛もお勧めしません。
高音と低音をチェック
高い音と低い音が出し易いかチェックしましょう。
特に高音は個体差が結構差がありますので、大事なポイントです。
高い音
ソプラノとテナーの場合はド、アルトとバスの場合はファです。
運指番号で言うとθ145になります。
高い音を出すのが苦手な方はこちらをご覧下さい。
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リコーダーの高い音をきれいに出すための5つのコツ
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リコーダーでサミングを上手にするコツ
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低い音
穴を全部塞いで低い音が出るか試してみましょう。
低い音を出すのが苦手な方はこちらをご覧下さい。
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リコーダーの低い音を出すために知っておきたい4つのポイント
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重さをチェック
ソプラノやソプラニーノ、バスの場合は気にしなくてもいいですが、アルト、テナーの場合はあまり重い笛ですと長時間吹くと疲れてしまいます。
木の材質によって重さは変わります。
ざっくり言うと色が白っぽい、または薄茶色の木は軽く、赤褐色、黒い木は重いです。
音色が気に入った場合でも
「この笛で長時間吹き続ける事が出来るかな?」
と想像してみて下さいね。
木の材質の特徴はこちらをご覧ください。
音程をチェック
チューニングメーターを持って行って音程やピッチの確認をしましょう。
持っていない場合はお店で貸して貰って下さい。
とは言え、アンサンブルでは必須なものなので購入する事をお勧めします。
リコーダーは暖かいとピッチが上がり、寒いと下がります。
吹いているうちに暖まっていってピッチは上がっていきます。
基本的なピッチは440~442HZですが、季節や外気温によって変わります。
- 春秋 441HZ
- 夏 442HZ
- 冬 440HZ
春や秋でも「冬並みの気温」の時は440HZ、夏のような暑さの時は442HZになりますので臨機応変に対応して下さい。
ピッチが高い笛はジョイント部分に隙間を作る事によって下げる事が出来ます。

隙間を空けるとピッチが下がります
ピッチが低い場合は自分で調整する事は出来ません。
調整に出さないと直らないのでお気を付け下さい。
在庫のチェック
気に入ったリコーダーを見付けたら、同じメーカーの同じモデルの在庫が他にもあるかどうかお店の人に聞いて下さい。
同じメーカーの同じモデルでも音色や吹き心地、音程等に個体差がありますので、出来れば何本かあるうちの中からよりいい物を選びましょう。
銀座 山野楽器では在庫のある商品には
「ご選定いただけます」
という表示がしてあります。
表示がない場合でも一応お店の人に在庫の確認をしてみて下さいね。
選定品をチェック
選定品というのは、プロのリコーダー奏者が音色、吹き心地、音程等様々な観点から判断して
「この楽器はいい!」
と太鼓判を押した楽器です。
お店にもよりますが、店頭にはこのように「選定品」と表示がしてあります。
実際リエカワも選定に行って選んだのが「選定品」だった、という事はよくあります。

木製リコーダーを扱っているお店
木製リコーダーを店頭で販売しているお店を紹介します。
- ヤマハ銀座店 ※フェアは12月
- 銀座 山野楽器 ※フェアは2月
- 宮地楽器 小金井店ショールーム ※フェアは7月
- ギタルラ社 古典楽器センター
- ヤマハミュージック横浜 ※フェアは11月頭
- アンリュウ リコーダーギャラリー
- テレマン楽器(楽器PLAZA)
- 三木楽器 心斎橋店
- エルム楽器
- 山野楽器 仙台店
他にも扱っている店があるかもしれませんが、漏れていたらすいません。
上記の店のほとんどは年に一度リコーダーフェアを開催します。
フェアは在庫がたくさんあるのは勿論の事、普段は扱っていないリコーダーや珍しい機種、フェア限定のモデルも出たりするのでオススメです。
店内のほぼ全ての商品が5%~15%オフになりますのでお買い得です。
※メーカーによって割引率が違います
プロや愛好家によるコンサートやセミナー、リコーダーメンテナンス会等のイベントも行われます。
開催時期は、お近くのお店のホームページを時々覗いて確認して下さいね。
木製リコーダーを購入したら気を付ける事
楽器を購入した後に気を付けて頂きたい事が2点あります。
- 吹き慣らし
- 保証期間内の調整
以下で詳しく説明致します。
まずは1日15分から
木製リコーダーは最初の一か月間は「慣らし期間」です。
いきなり長時間吹くのは禁物です。
最初の一週間は1日15分、次の一週間は20分…
という具合に少しづつ吹く時間を長くしていきましょう。
15分以内でも詰まってきたと感じたら、すぐに吹くのをやめましょう。
無理に吹くと笛に負担がかかってしまいます。
詳しくはメーカーのサイトを参考にして下さい。
保証期間内に調整に出す
購入したリコーダーにはメーカーや購入した店によって期間は違いますが、保証が付きます。
普通は半年か1年です。
保証期間内に一度だけ無料で調整を受ける事が出来ますので必ず調整に出して下さい。
購入した店が遠い等の理由で持ち込めない場合は、郵送で送りましょう。
送る前にはお店に電話をしてその旨を伝えて下さい。
いかがでしたか?
お気に入りの笛が見つかるよう是非参考にして下さいね。
最後までお付き合い頂き、有難うございました!
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おまけ
『リエカワの魂を震わせるUKロック Vol.12』
The Style Council/Walls Come Tumbling Douwn!
いつ聴いてもカッコイイ!
ノリノリの曲なのにPVの中のお客さんの反応が微妙なのが気になります(;'∀')